黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

トラベラーズノートの掟破りな使い方と手帳術概論

手帳的群雄割拠の時代 毎年、年末や年度末になると、全国の文具売場に特設の手帳コーナーができ、そこには夥しい数の手帳が巨大な魚鱗を組むかのようにずらーっと並ぶ。そしてそこに飢えた目をした漁師(消費者)たちが、「獲物」をしとめようと群がる。もは…

5分で読める「古典インクのすすめ」

万年筆愛好家にとっての永遠のテーマは、それぞれにとっての<万年筆×インク×紙>のベストな組み合わせを見つけだすことだが、なかでもインクは入口が広いので、まず一番に手を染めやすい。入口が広いというのは、専門的な知識が必要ない上に、安価で手に入…

封筒を作ろう

一般的な封筒の作り方にある問題点 文通に親しむ人は、便箋や切手はもちろん、封筒にもこだわる。封筒は手紙の第一印象だ。封筒がどんなものかによって、中身に対する期待感はずいぶんと変わってくる。ありきたりな無地の封筒と、どこで手に入るのかわからな…

パイロットのペンクリニック

3月2日にパイロット開催のペンクリニックに行ってきたので、そのことについて書きたい。 万年筆を「この子」と呼ぶ 万年筆を使い始めて2年にも満たないのに、ペンクリニックを受診するのはもうこれで2回目になる。1回目は昨年の5月27日に開催されたセーラー…