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黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

残念だがローラー&クライナーの耐水性は低いらしい

 
 
 

光栄なことに、pgaryさんのブログ「趣味と物欲」で、「ローラー&クライナーは顔料インク」と書いた自分の記事が取り上げられた。そこには実際にR&Kのインクを購入した人が行った耐水性実験の結果が記されている。

 

結論からいうと、R&Kのインクが(水性)顔料であるからといって、ただちに高い耐水性が期待できるわけではなく、そもそもR&Kのインクが顔料であるということにも疑いの余地があるようだ。顔料ならどれでも水に強いと思っていたので、そういうこともあると知って驚くばかりである。

 

そういえば、前によく使っていた水性顔料インクのボールペンがかなり水に流れやすく、不思議に思っていたのだが、今回、「染料と顔料の違いは、色素の溶解・分散状態と発色機構の違い」であるということと、それゆえに「水に弱い顔料があってもよい」ということがわかり、疑問が1つなくなった。これらのことが勉強になったのは良かったが、同時に先入観だけでいい加減な記事を書いてしまった詰めの甘さが悔やまれる。

 

ヴェルディグリス(Verdigris)」と「ブラウシュヴァルツ(Blau-Schwarz)」の2色があのザマなら、「ライプツィヒ・ブラック」もたぶん同じ結果(=きわめて低い耐水性)になるだろう。一応ライプツィヒ・ブラックの実験もあるか調べてみたが、その色の実験は見つからなかった。

 

購入する前から期待が上がったり下がったりしているが、自分の目で確かめるまでは、希望を捨てないでおきたい。