好きなビールをランク付けしてみた
やっと暖かくなってきたので、唐突に好きなビールランキングを考えてみた。対象は国内大手ビールメーカーの商品だけ。
1位 サッポロ黒ラベル
かれこれ数年、このビールのファンを務めている。選択肢に黒ラベルがあるときは、迷いなくこれ。絶妙な苦味と麦の香ばしさ。サッポロを出す店が少ないことが、却ってサッポロへの忠誠心(信仰)を篤くさせる。今のところ、最もおいしい黒ラベルを出すのは大阪のニューミュンヘン本店。ただし品質にムラがあり、2回に1回はハズレ。当たれば天にも昇る心地。
2位 キリンラガー
黒ラベルがないときはこれ。キリンは一番搾りを看板商品にしているようだが、一番搾りは良くも悪くも癖がなく、面白みに欠ける。このラガーには独特の香りがある。昔バイトしていた酒屋で俺より後に入ってきたパートのおばちゃんがとてつもない酒好きで、ウイスキーはブラントン、ビールはこのラガーしか飲まないというこだわりの人だった。ラガーを気にしだしたのは明らかにその人の影響。大正時代のラベルがかっこいい。
3位 エビス
サッポロの最高級商品。強い苦味と麦の旨味が特徴。だけどしつこくないので飲みやすい。値段が高い。ほとんど缶でしか飲んだことがない。
4位 サッポロクラシック
割と手に入りにくい。缶でしか飲んだことがない。黒ラベルよりすっきりしている印象。尖ったところがなく、ブランドとしてはイマイチ。でも決して悪くない。
5位 キリン一番搾り
日本を代表するビールのひとつ。万人受けするタイプ。たしかにうまいが、優等生すぎるところがある。ただし、飲み屋の入口で一番搾りの看板を見た時の安心感は異常。
6位 キリンクラシックラガー
ラガーが生まれ変わる前の製法。苦味が強く、旨味が少ない印象。
7位 サッポロラガー
いわゆる赤星。サッポロにしては珍しく残念なビール。飲めないわけではないが、キリンのラガーに比べるとパンチが弱い。
8位 サントリーモルツ
モルツは嫌い。でもよく連れて行かれる店がこのビールなので、図らずも一番飲んでいる。ちなみにもうすぐこの銘柄はなくなる。新しく登場するのは「ザ・モルツ」。変わらない気がする。
プレモルはもっと嫌い。これをありがたがって飲む人の味覚はおかしい。ある意味で日本的なビールではない。良く言えば華やか、悪く言えば便所の芳香剤を飲んでいる感じがする。
10位 アサヒスーパードライ
美味しんぼでも酷評されたがっかりビール。びっくりするほど味がない。アルコール入りの炭酸水か。ビールが苦手な人には一番飲みやすいかもしれない。