知らないと人生損するレベルのiPhoneアプリ10個
2年と1ヶ月使用したiPhone4を、とうとうiPhone5に機種変更した。「iPhone5はダサい。iPhone4を4年使う」と意地を張っていたのだが、2年1ヶ月という至極一般的なスパンで機種変更。意外に意志が弱かった。強いて言えば、A6チップとテザリングの魅力がローキックのようにじわじわと効いてきたのが大きかった。
意外なことに、iPhone5に変えて「これは失敗だったな」と思うことは、今のところ見あたらない。実際、見た目以外は順当に進化したすばらしい端末だと思う。一番の進化を感じさせる点はやはり挙動の軽さにある。初めてのiPhoneがiPhone5だという人には伝わらないかもしれないが、iPhone5で初めてA6チップが搭載され、ツイッター公式やEvernote公式などの(挙動的)クソヘビー級アプリがあっさりと動くようになっているのには感動した。iPhone4でこの動きは考えられない。
そしてテザリングについては、とうとうキンドルが宅外通信という宝刀を抜いた。今やどこにいてもキンドル本のダウンロードや同期などが行える。持ち歩くことが前提のキンドルは、やはりこうでなくてはならない。3G・Wi-Fi両用モデルを買わなかったことへの後悔は、これで跡形もなく消え去った。
LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる高速データ通信サービスについても満足している。A6チップとのコンボにより、ブラウジングが高速化した。大都市だからなのかもしれないが、カバーされている範囲も思ったより狭くない。
と、iPhone5をレビューしたところで時すでにお寿司、情報に鮮度がない。そこで、アプリの紹介でもして終わろうと思う。これまでダウンロードした全269個のアプリの中には、もはや手放すことのできなくなった必須アプリがいくつかある。価格はすべて入手当時。現在は変動している場合がある。
Mercury Web Browser(0円/有料版あり)
ジェスチャーやスクロールバー、スピードダイヤルといった目玉機能を備える高機能ブラウザー。他にもPCのChromeやFirefoxとのブックマーク同期、ファイルのダウンロード、Dropboxとの同期、IDやパスワードの自動入力などの機能がある。iPhone4では起動がもたついたが、iPhone5では1〜2秒で起動するようになった。Safariよりも断然使いやすい。既定のブラウザーに設定できれば、向かうところ敵なしの観がある。
TuneIn Radio(0円)
このアプリを使うとニュースや音楽など世界中のネットラジオを聴くことができる。たくさんのカテゴリーやチャンネルが用意されている。ビートルズで検索したら専門のチャンネルが出てきた。バックグランドで再生できるので、このアプリで音楽を聴きながらメールを作成したり、ブラウジングしたりすることが可能。iPhoneをスピーカーに接続すればイヤホンなしでも楽しめる。おすすめのチャンネルは以下の通り。チャンネルによっては頻繁にCMが入る。
・Beatles Radio
・Oldies Hits
・Hit's My Music Pop Rock
・Radio Enigma
・UK Rock Radio
・Addict Radio Rock
・Just Another Radio
・96.3 K-TWIN
・181.FM Beatles
・181.FM Super 70s
・SKY.FM Mostly Classical
・GotRadio 90's Alternative
・Radio Bach
・Barock Music
・Radio Mozart
・Jazz24
・英語ニュース NHK WORLD RADIO JAPAN
Tweetbot for iOS(250円)
ツイッタークライアントはブラウザーと同じくらいこだわるので、いろんなアプリを試した。その結果たどり着いたのがこれ。他のクライアントと比べて何が便利かというと、
・リプライやお気に入りなどの通知
・新規ツイートの未読数表示
・TL上での画像のサムネイル表示
・ツールバーの一部配置変更
・2タップでのリスト切り替え
・ツイートの下書き保存
・相手のツイートを参照しながらの返信
・アカウントやキーワード、クライアントでのミュート
・リツイート数、お気に入り数の表示
・ジェスチャー(ex.トリプルタップでお気に入り)
などが挙げられる。このアプリを使ってから、画像のサムネイル表示やミュート機能は不可欠の機能になった。
FoxTube(250円)
FoxTubeはYouTubeのクライアントで、キャッシュを保存できるのが最大の特徴。つまり、一度読み込んだ動画はオフラインで再生できる。プレイリスト内でのシャッフル再生、連続再生に対応する。普段はiPod shuffleを利用するが、ライブラリーにない音楽もすぐにダウンロードして聴くことができるので重宝している。これがあればiPhoneは無限のライブラリーを持つことになる。当然、バックグラウンド再生に対応。アイコンのやっつけ感溢れるデザインはすてき。
瞬間日記(0円)
瞬間日記はポメラの記事(こちら)でも紹介したライフログアプリ。文字通り、すばやくログを取るのに最適。ライフログを取る人、日記を書く人におすすめしたい。取ったログは時系列に表示される。降順・昇順の切り替えが可能。文字だけでなく、写真でのログも残せる。カレンダー表示に対応。設定にて背景色や文字サイズを変更できる。ログを出力し、メールで送信することもできる。Evernoteのアドレス宛に送るのも一案。
Camera+(85円)
iPhoneで写真を撮る「iPhonegrapher」は多く、俺もその一人だ。カメラアプリにはこだわっている。現在のところ、撮影から加工までを一つでこなせるCamera+が最も理想的。撮影後、クロップ(切り出し)とフィルター加工を経てカメラロールに保存するところまで、このアプリだけで間に合う。iPhone5なら起動もさほどもたつかない。
Pronto(250円)
ただのタイマーアプリだが、デザインがシンプルかつ直感的で使いやすいのでドック(最も使用頻度の高い4つのアプリを置いておく場所)に入っている。文字盤はアナログの時計のようになっており、針をぐるっと回すことで測る時間を設定できる。設定した時間が何時何分に終わるかというシミュレーションができるのが非常によい。当然バックグラウンドでも動作し、残り時間がバッジとして表示される。これほど完成されたタイマーアプリはない。
DraftPad(0円)
「一枚の紙」をコンセプトに作られたメモアプリ。シンプルだが高機能。これを使いだすと「とりあえずここに書く」ことが習慣化し、中毒になって手放せなくなるので注意。一般的なメモ帳アプリのように書いて終わりではなく、書いた後いろんな連携を見せるのがこのアプリの魅力。Evernoteに送る、ツイートする、メールで送る、メッセージで送る、Dropboxに送るなど。また、文字数や単語数をカウントしたり、途中でクラッシュしても復元できるように文章を下書き保存したりするのを全部自動でやってくれる。神(紙)アプリの名にふさわしい。
Sylfeed(250円)
フィード(いわゆるRSS)リーダークライアント。ReederやPocket、Feedly、Flipboardなど他にも似たようなアプリがたくさんあるが、App Storeでの評価も高く、実際かなり使いやすい。文具、ライフハック、ニュース、個人ブログなどの更新情報はすべてこのアプリから入手している。使わない日はない必須アプリの一つ。ツイッターへの投稿は嘘のように簡単にできる。もはや魔法。
Sparrow(250円)
きれいなデザインのメールアプリ。複数アカウントに対応。ラベルの自動色分けや独自の操作方法が売り。プッシュ通知機能はないが、キャリアメールは端末が通知してくれるし、Gmailは公式アプリを通知のためだけに入れておき、開くときはSparrowで開けばいいので問題なし。
以上で10個になった。これらのアプリは猛烈におすすめする。もちろん、おすすめしたいアプリはまだあるけど、せめて10個以内に抑えないと値打ちがないのでこれで終わり。今回、グーグルマップのような入れてて当然のアプリは省いた。