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黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

風速31m/sに耐える傘の「革命」BLUNT(ブラント)

 

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BLUNTとの出会い

誰でも、好きなモノにはお金をかけるし、そうではないモノは安物でいいと考える。予算配分の優先順位が高いほど、必要の度合いや趣味性が高い。お金をかけるということは、それだけ違いがわかっているということである。お洒落に興味のない人は服や靴に無頓着だし、字を書いたりするのが嫌いな人は、万年筆にお金をかけたりはしない。傘は、これまで俺にとって、同じく「そうでないモノ」に分類されるアイテムだった。

 

傘は紛失や盗難のリスクが高い上に、風の強い日はすぐに壊れてしまう。今までに置き忘れたり、盗まれたり、壊したりした傘は1本や2本ではない。これまで傘は使い捨てるものだと思っていた。そして何より傘を「お洒落だ」とか、「かっこいい」と思ったことなどなかった。

 

BLUNTのすごさ(普通の傘との違い)

しかし、BLUNTの傘との出会いは運命といってもよかった。500円のビニール傘が16本ぐらい買える値段だが、惚れたら値段なんか(あんまり)関係ない。

 

英語で blunt とは「(先端が)尖っていない、丸い」という意味である。その名の通り、BLUNTの傘は、露先(つゆさき)、つまり持つところの反対側が丸く加工されている。これなら突いても痛くない、というわけにはいかないが、それよりこの傘の丸さは露先よりも、広げた姿にこそ現れる。 

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 モンブランのブランドマークであるホワイトスターによく似ているが、BLUNTの傘の形も六角形の辺が内側にカーブしていてとても美しい。それでいて、風速31m/sに耐える強さを備えている。

 

 

この動画を見てわかるように、BLUNTの傘の強度は普通の傘とは比較にならない。かなりの負荷を受けて生地が内側にめり込んでいるが、骨がしなることでそれを受け止めている。

 

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この強さの秘密はBLUNTが「Radial Tensioning System(RTS)」と呼ぶ独自の技術にある。要は受けた風を放射状に分散させて、負荷を最小化するのである。そのために骨組みは入れ子方式になっている。

 

 

しかも分散した力が骨を伝ってそれぞれ六角の先に到達すると、「SAFETY TIPS」と呼ばれる鍬のような形のパーツが開くことによって生地の張りが維持され、結果として従来の傘の弱点である先端部分が補強されるのである。その意味で、風が強ければその分だけ、この傘も強くなっていく。

 

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生地は全天候対応を謳う通り、雨はもちろん、熱や紫外線もカットする。撥水加工がしてあるので、1〜2回振っただけで水滴がほとんど落ち、乾くのが早い。つくづくタフな傘である。

 

BLUNTのかっこよさ

BLUNTの傘のかっこよさは攻めのカラーリングと機能美・造形美にある。黒とグレーは比較的地味だが、それ以外はかなり派手で、青、赤、黄、ピンクと、しかも明るめのトーンなので、手に持って歩くだけでかなりインパクトがある。

 

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柄(え)の形は普通の傘と同じU字形もあるが、BLUNTらしいのはストレートタイプ。こちらのほうが、見た目上のアクセントになっていて美しい。しかもU字形は持つ場所が限られるが、ストレートタイプではどこを持ってもいい。 

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 柄の先端にストラップが付いているので、何かに引っ掛けることができる。

 

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BLUNTの公式サイトの「ABOUT US」は、「WE HATE UNBRELLAS(我々は傘が大嫌いだ)」というコピーから始まる。そしてBLUNT開発者はアメリカの建築家ロイドの理念「外形と機能は同一でなければならない」に共鳴し、全く新しい傘を誕生させた。 

 

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BLUNTの合言葉は「LOVE WEATHER」。この傘を手に入れてから、雨の日が少しだけ楽しみになった。

 

 そして傘といえばこの曲である。