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黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

カスタム74とスーベレーンM400のペンクリニック

今日、ナガサワの本店で行われたペンクリニックに行ってきた。ドクターは元セーラーの川口さん。1人2本までということで、74とM400を調整してもらった。ペンクリに来たのは5月以来なので、約4ヶ月ぶりとなる。個人的にペンクリ開催情報を収集して随時更新しているが、大阪と東京は開催頻度がとても高いので、非常にありがたい。

 

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今回、とりあえず診てもらいたかったのは74のほうで、使いはじめに比べて書き味が悪くなってきたような感じがしていた。M400は長原さんに調整してもらってから(俺の中では)絶好調なのだが、一応診てもらうことにした。本当はM400よりもプロギアのほうを診てもらいたかったのだが、74との比較対象のつもりで出したM400を、川口さんが調整し始めるというハプニングに見舞われたため(笑)、プロギアはまた今度にしようと思い直したのだった。

 

 

 

調整は、今回も紙やすりでスリスリするだけだった。「74には何のインクを入れているの」と聞かれたので、「ダイアミンのブルーブラックです」と答えたが、意外にもご存じない様子だった。そばに立つナガサワの店員さんがすかさず「最近のインクです」と耳打ちしていて、それを黙って聞き流しながら、俺はこの解説がまるで解説になっていないと思った。M400は調整を経てさらにインクフローが良くなり、書き味が神がかり的になった。今後、しばらくメインで使っていきたいと思う。

 

 

川口さんが調整を始める前に必ずやることがある。万年筆を握らず、手のひらに軽く乗せたまま、ペン先を紙の上で滑らせる。つまり、筆圧をゼロにして、万年筆自体の重さだけで字が書けるかどうかをテストするのだ。これでするするとインクが出てくるようなら合格、インクが出なかったり、かすれたりするようなら不合格というわけだ。今回調整に出した万年筆はどちらもこの方法でインクが出てこなかった。いったん出だすとちゃんと書けるので、フローが悪いと思ったことはないが、調整してもらった直後と比べると、やっぱり違う。

 

書いてみた。まずは74×ダイアミン。古典にしてこのフローはそそる。

 

 

次にM400×六甲グリーン。今いちばんキている。

 

 

どちらもすばらしい書き味になり、満足の一日だった。