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黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

MacBookで日記つけだしたらポメラ使わなくなった話

最近、日記のつけ方に大きな変化が起きた。過去のエントリーで書いたように、2010年の4月に1台目のポメラ(DM20)を買って以来、日記は毎日ポメラでつけていたのだが、ほんの数週間前から、MacBookでつけるようになった。

 

 

ポメラで打つことに疲れた、と言ってもいいかもしれない。いや、ポメラという製品自体にはまだ愛着は感じている。現在のハイエンド機であるDM100は、打鍵感も悪くないし、変換も決して賢くはないが、まあ我慢できる。

 

何に疲れたかというと、オフラインデータをオンラインに乗せる作業に疲れたのである。つまり、ポメラ本体ないしSDカード内に書きためた日記ファイルを、Evernoteに移す作業がとても面倒くさくなってきた。この際だから正直に言うと、初めから面倒だった。

 

これまでひとつひとつ、コピペでEvernoteに保存していた。俺は1日ごとにファイルを分けて日記を書いている。だから1年で365個のファイルができる。ある程度ファイルが溜まった段階で、コピペで移していた。1回の作業量は、1ヶ月分のときもあれば、半年分のときもあった。溜めれば溜めるほど作業時間は長くなるし、ファイルの数を少なくしようと思うとかなりこまめに作業をしなくてはならない。この作業は地味に骨が折れた。

 

誰かが開発した「Pomera2Evernote」というソフトと、また別の誰かが開発した「exeUSB」というソフトを組み合わせて、自動で動く仕組みを構築したこともあった。この仕組みを使えば、USBでポメラをPCに接続するだけで、自動的に日記ファイルがEvernoteにアップロードされるようになっていた。一時は、これのおかげでとても楽ができた。でも途中でなぜかおかしなことになってしまい、何度設定をやり直しても元通りにならなかった。一度失敗すると、アップロード済みのファイルが二重にアップロードされてしまい、同じ日の日記ファイルがEvernoteに2個も3個もできる。それが嫌で使うのを止めた。

 

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従来のやり方は(1)ポメラで日記を書く(2)SDカードに保存する(3)ある程度溜まったら、SDカードをPCに差し替えてファイルを移す(4)ひとつずつコピペしてEvernoteにアップロードする、というものだった。今はもっと楽だ。(1)MacBookEvernoteアプリを開いて日記を書く(2)書き終わったらすぐ同期ボタンを押してサーバーに送る、これで終わり。省略される時間は3分の1どころではない。もっとだ。

 

これほどの無駄なら、なぜ今まで省けなかったのかという疑問が湧いてくるが、ポメラほどの携行性を持つデバイスを持っていなかったのだから仕方がない。東芝の古いノートPCでは重すぎて、鞄に入れることすらできなかった。それが、MacBookを買ってから事情が変わった。ポメラほど小さくないし、軽くもない。でもなんとかカンケンバッグに入れて持ち運べる。持ち運びを想定していなかったのでProを選んだが、新しいのを買うとすれば迷わずAirだ。

 

ポメラはネットもメールもできない。それがメリットであり、デメリットでもあった。書く作業の妨げとなるものが何もなかった。ストイックに書き続けるためのデバイスだった。逆にMacBookは誘惑だらけのデバイスだが、絶対に遊ばないという意識さえあれば、まじめに書く作業に、案外集中できるものだ。調べ物をしながら書くこともできるし、クリップボードを拡張することでコピペ作業は捗り、グーグル日本語入力で変換もストレスがない。そしてMacBookのキーボードの打ちやすさはDM100を凌ぐ。

 

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日記用マシンとしてMacBookポメラに負けていることは、すでに挙げたバッテリーのもちと、携行性(軽さ)の2点である。この2点さえ克服できれば、ポメラはもはや不要と言っていいだろう。しかし、まだ完全に克服することはできない。

 

MacBookで日記を書くようになって良かったことが2点ある。1点は、昨日の日記(いや、今日の日記の途中まで)でさえも、すぐにiPhoneで検索して見られることである。今までは、ある程度溜めてからアップロードしていたので、最近の日記データが検索で引っかからなかった。これは地味に痛かった点である。もう1点は、Evernoteの使用頻度が上がったことである。1日に最低でも2〜3回は立ち上げるようになり、日記ファイル以外のものについても、何度も見返す癖がついた。

 

その結果、読書記録をEvernoteでつける、という習慣づけも、しっかり地に足が付いた観がある。読書記録の仕方はすでに紹介したが、1冊ごとに1個のノート(ファイル)を作って、ノートのタイトルには著者名とタイトルと出版社、本文には本を買った(借りた)日・読み始めた日・読み終えた日・自分だけの評価・短い感想を書く。本を買った(借りた)日・読み始めた日・読み終えた日はその都度書き込むようにするのがコツ。あとでまとめて書こうとすると忘れる。このやり方でモチベーションを維持することに成功し、8月は今年最多の24冊を読んだ。

 

ということで、グダグダと書いたが、何が言いたかったかというと、MacBookがあるならEvernoteに直接日記を書くと捗るよ、ということだ。このやり方は、もっと便利なやり方が登場するまで、当分の間続くような気がする。