黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

ナガサワに古典ブルーブラックの「黒船」来航?

ナガサワ文具センター茶屋町店のツイッター広報によると、ナガサワでダイアミンのインク101色が取り扱われるようになった。ダイアミンはイギリスのメーカーで、英語表記はDiamine。万年筆インクのメーカーとしてはペリカンモンブランほど知名度はない。そもそも国内での取り扱いが少なく、新宿のキングダムノートに置いてあることだけは知っていたが、関西ではナガサワのような大手にもこれまで置いていなかった。

 

 

このDiamine、読み方が実はよくわかっていない。スペルは化学物質の「ジアミン」と同じだが、同じ意味の単語かどうかは不明。仮に同じ場合であっても、英語での発音は「ダイエイミーン(dʌɪˈeɪmiːn)」か「ダイアミィン(dʌɪəmiːn)」となり、発音と日本語表記は一致しないのだ。ツイッターやブログでは「ダイアミン」と書かれる場合が多く、それがもはや通説となっているため、このブログでも「ダイアミン」と読むことにする。

 

で、今回、ナガサワのダイアミン取り扱いがなぜこのブログで取り上げられたかというと、ダイアミンのラインナップには没食子インク(古典インク)のブルーブラックがあるのだ。そしてその色が、ネットで見た限り、グレーがかった濃い紺色といった感じ(要するに黒の要素が強めのブルーブラック)で、かなり理想的。

 

これまで日本での取り扱いがわずかだったために、検索でヒットする情報も少ない。そんな中、とても参考になるのがこの2つのブログ記事。

 

Storia Di Un Minuto
Diamine Registrar's Ink。
http://ship-of-fools.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/diamine-registr.html?cid=69985246

 

Pen4l
ウォーターマンの緑変前の色に似ているという噂 -Diamine ブルーブラック
http://pen4l.com/pencil/diamine-blueblack

 

んーこれは買いに行くしかない。