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黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

Evernoteに保存したノートを本にする方法

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大学に入る直前からPCとポメラで日記を書いているが、その運用の仕方がまだ決まっていない。とりあえずEvernoteに入れていつでも検索できるようにはなっているが、どうしても紙に出力した「物」が手元にないと安心しない。Evernoteに保存するやり方はそれとして気に入っているのでそのまま続けるとして、「物」としての日記をどうやって形作るかがけっこう悩ましかった。ずっと前から温めてきた構想は、Evernoteで俺が日記を書きためている「Diary」フォルダを丸ごと製本してしまうというもの。今のところこれが一番いいのではないかと思うので、とりあえず話をその方向で進めていく。

 

ご存じの通り、Evernoteは公式に製本サービスを提供していない。そのため、第三者のサービスを利用してそれを実現するしかない。「Evernote 製本」でググったところ、製本方法を案内するブログ(*1)が出てきた。ただ、そのブログの筆者も「evernoteの製本サービスってあったらいいのに、見つからなかった」と言っている。しかしなんとしても製本したいという気持ちは変わらない。公式な製本サービスは実現の可能性こそあっても、蓋然性はまだ低い。たぶんこちらの寿命はEvernoteという企業よりも短いから、さっさと動かなくてはならない。

 

製本までのあらゆるプロセスのうち、おそらく最も低価格で実現するのは、自分で1つ1つノートを印刷してそれを本にする方法である。ただし、これはたいへんな手間と時間がかかる上、見栄えがよくない。やはりそこはプロに任せるのがいいのではないかと思う。

 

となると、既存の製本サービスを利用して無理やり製本するしかない。印刷会社にデータを送って製本してもらうか、ブログ製本サービスを利用するか。自由度と質が高いのは前者だが、価格の面では後者のほうが魅力的だ。今回は日記の量が膨大であることを考慮して、価格優先でブログ製本サービスを比較検討してみたところ、選択肢が驚くほど少なかった。欧文印刷の「MyBooks.jp」ほぼ一択だろう。

 

MyBooks.jpのブログ製本サービスを利用するとして、その場合の問題点は、入稿時の形式と、Evernoteから出力したノートの形式が違うということ。引き続き例のブログを参考にすると、Evernoteから出力したhtml形式のファイルをブログ製本サービスの主流であるMT形式に変換すれば、製本できる。わざわざブログを開設する必要はない。変換の仕方がわからないので困っていたら、ありがたいことにそのブログの筆者はMT形式に変換するためのコードを書き、無料でそれを公開していた。それがこちら。これで一気に製本への道が開けた。

 

ではここで製本までのプロセスを整理してみる。

 

1 Evernoteをhtml形式で出力(エクスポート)する

Evernoteはデスクトップ版のアプリからのみノートを出力できる。俺はこの製本のためだけにインストールした。出力したいノート(またはノートブック)を選択したら、メニューからエクスポートを選択。形式はenexとhtmlが選べるが、ここはhtmlで。フォルダ名は仮に「diarybookize」とする。

 

2 htmlファイルをMTファイルに変換する

http://eelstaff.blog118.fc2.com/blog-entry-53.html

方法はこのページを参照。「同じフォルダにPerl(everhtml2mt.plとして保存)を置く」というのは、メモ帳にコードを貼り付けて、ファイル名を「everhtml2mt.pl」にして保存するということだろう。保存先は出力したファイルのフォルダ(diarybookize)内。「index.htmlをもとにlist.txt(下記)を同じフォルダに用意する」というのは、出力したファイルの中にあるindex.htmlというファイルを開いて中身をコピーし、メモ帳に貼り付け、名の後ろに1個ずつ「.html」をつけた(←これが一番骨の折れる作業)後、「list.txt」というファイル名で保存するということだろう。

 

3 MyBook.jpで注文

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仮にA6(文庫本)サイズでモノクロ印刷を選択し、1冊あたりのページ数を最大の480ページにすると、3冊で9,860円(送料込み)となる。480ページ×3冊分=1,440ページで何日分の日記が印刷できるかはわからないが、文字サイズを最小にすることで、より多くの文字を詰め込める。とはいえ多い日は数千字になるので、それだけで何ページも消費してしまう。全部製本したら何冊になるかはやってみないとわからない。

 

4 手元に届く

届いたら定期的に読む。本棚に人生を預ける。

 

このようにして、念願の自伝的著作を本棚に列べることができる。最後の1冊は自分で作れないけど、死後誰かの手によって物語が完結するのもまた愉しいではないか! さっそく、今日から製本のための準備をしていこうと思う。

 

*1 EVERNOTEを製本したい! ようこそここへ、イールです。