黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

モレスキンの表紙を海外の古切手でカスタムする方法

トラベラーズノートに飽きてきたなあと思っていたら、アマゾンでポケット方眼モレスキンが338円で叩き売りされるという“事件"があり、折良く2冊ほど手に入れた。せっかく使うなら好きなようにカスタムしてやろうということで、海外の使用済み切手を貼り付けてみた。今回はそのやり方をシェアしたい。
 
 

手順

(1)切手を剥がす
(2)切手を仮止めする
(3)上からコーティングする
 
 

切手を剥がす

「切手 剥がし方」でググるといろんな方法が出てくるが、たぶん一番メジャーな方法は水(または湯)で剥がすという方法で、俺もこの方法で切手をきれいに剥がすことができた。

まず、切手を封筒(台紙)ごと切り取る。数ミリの余白があるとあとで剥がしやすくなる。

次に切手の表(金額の表示のあるほう)を下にして水に浸す。ぬるま湯を使えという書き込みもあったが、水温の高いほうが、切手の糊が溶けやすいのかもしれない。試しにぬるま湯でやってみようとしたところ、長年連れ添っているティファールさんが荒ぶり、ぬるま湯どころか熱湯になってしまうというハプニングが発生。オーケーまだ焦る時間じゃない。湯気の漂う水面に切手を浮かべ、切手と台紙の間に水が浸透していく様を観察する。みるみるうちに台紙がふにゃふにゃになっていった。

今回は全部で8枚の切手を剥がしたが、ほとんど苦労することなくすべての切手を剥がすことができた。唯一最後までしぶとく台紙に付いていたのはフランスの1.45ユーロ切手ぐらいで、あとは勝手に剥がれたか、ちょいと手を加えてやるだけでするりと剥がれた。ふやけた切手は破れやすくなっているので注意。

剥がれた切手はティッシュで挟んで水分を取り除いた後、広げて自然乾燥させる。乾くと多少表面が歪んだようになるが、最後に上からコーティングするので問題はない。
 
 

切手を仮止めする

乾いた切手をモレスキンの表紙の上で並べ替えながら配置を決める。決まったら仮止めしていく。仮止めに役立つのがやはり両面テープ。ここで仮止めしておかないと、コーティングの際にぐちゃぐちゃになって「ああああああああああああ!!!!!!」となるので、少しの手間を惜しまない。
 
 

上からコーティングする

コーティングには透明テープを使う。おすすめはダイソーの透明テープ。一見セロハンテープのようなテープだが、強度と粘着力が高い。残念ながらモレスキンの表紙はセロハンテープや両面テープと相性が悪く、すぐに剥がれてしまうが、この透明テープは剥がれにくい。切るときははさみよりもカッターのほうがいいと思う。ポケットサイズのモレスキンは縦に2回貼るだけで、全体をコーティングできる。

自分だけのモレスキンがこれで完成。
 
 

おまけ:チャームをつける

神戸・元町に数多いアクセサリー・パーツ雑貨の店などでペンダントを買ってくれば、栞(しおり)の先に結びつけてチャームとして使える。ペンダントの金環に栞を通し、普通に1回結ぶだけで大丈夫。このやり方で5冊以上のモレスキンを使い切ったけど、今のところほどけたことはない。