黒猫陛下の書斎

「試筆」とは、試し書きのことではない。

能率手帳ゴールド2年目にして足るを知る

冷静に考えると能率手帳ゴールドは「めちゃくちゃ使いやすい手帳」というわけではない。高い品質は別として、手帳としての使用価値は他の手帳と変わらない。ただそれなりにちゃんと使えて、大きな不満がないだけだ。しかし考えてみれば、それこそが手帳とし…

テキストエディター最強はSimplenoteか

シンプルなノート Simplenoteを使い始めて1ヶ月くらい経つので、そろそろ感想を書くことにした。Simplenoteはここ最近、文章を書いたりメモを取ったりするのに一番よく使っているアプリだ。控えめに言ってすごく良い。無料で使えるというのが信じられない。M…

304円のiPhone・iPadスタンドが思いのほか良い

ラスタバナナというメーカーが出しているiPad・iPhone用スタンドを買った。ヨドバシで304円だったのだが、今のところ今年買った物の中では五指に入るほど気に入っている。 iPadを買ってからスタンドが欲しいと思っていた。iPadで動画を見たり、紙やMacに内容…

新聞・雑誌専用機として買ったiPad Proの評価について

iPadを購入して1ヶ月ほど経つ。MacBookとiPhoneがある限りiPadは何をするにも中途半端であり要らないと考えていたのだが、ある本をきっかけに猛烈に欲しくなってしまい、購入した。その本は池上彰・佐藤優『僕らが毎日やっている最強の読み方』(東洋経済新…

すべてが(別の)fになる

久しぶりに書く記事がこんなものでいいのかという思いがないわけではないが、ただのペンクリニック情報サイトに成り下がったままではいけないので、何か書こうと思う。ネタは実はいろいろと溜まっているのだが、今いちばん書きたい(というより、言いたいこ…

飲むときによく聞く10曲を選んでみた

一人で飲みに行った帰りに、ふと思いついてこれを書くことにした。 酒は好きな方で、だいたい毎日飲んでいる。外でも家でも、専らビールかウイスキーだ。量はそんなに飲まないが、飲むことは好きだ。それでふと思ったのだが、家で飲むときは、必ずと言ってい…

パイロット・ハイテックCコレトの書きやすさは異常

パイロットのペンは、軸の重心バランスが好みに合うものが多い。万年筆にしても、ボールペンにしてもそうだ。繰り返し主張しているが、ペンの書きやすさは、第一に重量バランスで決まる。俺は、尻軸の方が重たくなるリアヘビーのペンが特に苦手だ。軽い力で…

トラベラーズノートのカスタマイズ〜リフィルをデコる〜

どちらも表紙のサイズに合わせて切った絵を貼り付けただけのものだが、なかなかどうして、良い感じではないかと自賛するまでである。車の絵のほうはミドリが公式に出しているトラベラーズノートパスポートサイズ用のクラフトファイルで、動物のほうがマンス…

ヘルツの2wayショルダーバッグ「A-20」を買った

まず一番に目に付くのは外側に付いた2本のベルトとドラえもんのように腹に付いた小さなポケット。そして湾曲した底面。サイズはSとMの2種類があり、Mサイズだと割と大きく、ビジネスにも使える。俺は脱ビジネスな雰囲気の鞄を求めていたこともあり、今回はS…

色彩雫「月夜」から「紺碧」へ ― 仕事で使えるギリギリの明るい青

紺碧は本当にフォーマルな書類には適さないが、手紙・メモにはシーンを選ばず使えるそこそこ優秀な色だと思う。個人的には、遊びの限界がこのくらい。これより明るい青になると青は青でも水色の部類になってしまうのでNGだ。紺碧はやはり春夏の潮風薫る空の…

俺は実用的でないものを買うのが嫌いではない

俺は実用的でないものを買うのが嫌いではない。たとえ見た瞬間に「これは何の役にも立たない」とわかるものでも、かっこいいもの・美しいものであれば欲しくなる。役に立たないものが面白いのは、それを買った人の趣味・趣向が入る確率が100%だからだ。ポス…

人生ではじめて衝動買いした眼鏡

眼鏡を衝動買いするなどということが、自分の身にふりかかるとは思ってもみなかった。初めての経験である。しかも安物の眼鏡ではない。オーダーして1週間かかるやつである。仕事終わりでなんとなく気分が高揚しており、梅田でぶらぶらして帰ろうと思ったこと…

さようならモレスキン、こんにちはトラベラーズノート、まずは形から

客観的に見て、手帳が必要のない生活を送っている。手帳がなくてもやっていけている程度には、スケジュールに追われぬ、ゆとりのある日々を送っている。それでも懲りずに手帳を使おうとするのは、もはや道具としてではなく、ファッションとしての手帳になっ…

綺麗な形してるだろ? これ、マッチのケースなんだぜ……

それはマッチを入れて持ち運ぶためのマッチケースであった。50〜60年代の外国のクラシックカーを思わせる絶妙なフォルム。よく見るとドイツ製で、その直感は当たっていた。ドイツの軍人は皆こういう洒落たアイテムを持っていたのだろうか。表面のデザインは…

好きなビールをランク付けしてみた

やっと暖かくなってきたので、唐突に好きなビールランキングを考えてみた。対象は国内大手ビールメーカーの商品だけ。 1位 サッポロ黒ラベル かれこれ数年、このビールのファンを勤めている。選択肢に黒ラベルがあるときは、迷いなくこれ。絶妙な苦味と麦の…

ユンハンスという腕時計の正解のひとつについて

買い物ラッシュである。傘に始まり、靴、スーツ、鞄と一生モノを手に入れることに目覚めてしまったが最後、金額は徐々に、着実に、しかも二次関数的に増加の一途を辿り、とうとう6月下旬には新たなステップとして、はるかに予算オーバーの腕時計を買うに至っ…

伊東屋のペンクリニックでプロギア完全復活

何回目かのペンクリニックに行ってきた。具体的な回数はもう忘れてしまったが、5回以上、10回未満。万年筆の調整を無料で請け負ってくれる嬉しいイベントである。各大手万年筆メーカーには調整師たる「ドクター」が若干名在籍しており、大都市を中心に全国(…

憧れだったヘルツの鞄

大阪の南堀江に、ヘルツという革製品の工房がある。以前、乙くん(id:otuhito)に教えてもらった。本店は東京・渋谷にあり、関西唯一の直営店が南堀江にある。心斎橋やなんばの下品で騒々しい繁華街から少し外れたところにあることもあって、店内にいるのは…

筆まめになるための面倒臭くない方法

最近の“郵活”事情 大学時代にポスクロ(海外文通プロジェクト)の存在を教えてもらってから2〜3年は、ポストカードや切手に一番お金をかけていた時期だった。ひと月にポストカード20枚とか、記念切手数千円分とか、そういう感じだった。ポスクロは楽しい。届…

コーヒーについて語るときに俺が語ること

さあ出かけようという時になって、コーヒーのことを思い出した。こうなったら、どうしてもコーヒーが飲みたい。今から図書館に本の返却と引き取りに行くだけなので、別に急いではいない。飲んでから行くか、帰ってきてから飲むか。10秒ぐらい考えて、先に飲…

風速31m/sに耐える傘の「革命」BLUNT(ブラント)

BLUNTとの出会い 誰でも、好きなモノにはお金をかけるし、そうではないモノは安物でいいと考える。予算配分の優先順位が高いほど、必要の度合いや趣味性が高い。お金をかけるということは、それだけ違いがわかっているということである。お洒落に興味のない…

iPhone 5Sを全力でレビューしてみた

「意識高い系」と思われたら嫌なので、その反対の「意識低い系」を自称している。ところがスタバとかタリーズとかマクドで作業をしていると、ふとアップル製品が4台くらい机の上に出ていて、恥ずかしく思うことがある。そこに本が数冊と万年筆、キンドル、ス…

書けなくなった万年筆をビタミンCで復活させる

久しぶりにカスタム74を使おうと思ったら、全くインクが出てこなくなっていた。胴軸を外してコンバーターの中身を確認すると、インクは満タンに近い量が入っているので、単なるインク切れではなかった。おそらく最も強烈な古典成分を持つダイアミンの「レジ…

荷物をできるだけ少なく、小分けのすすめ

ちょっとした外出でも、旅行に行くときでも、俺は周りの人に比べて圧倒的に荷物が少ないほうだと思う。それはたぶん俺が現地調達主義(店で買えそうなものは持っていかない主義)だからというのもあるが、もうひとつに、小分け容器をうまく使っているからで…

【超便利】RSSと「あとで読む」で、誰でも情報通に

俺は新聞はとっているがテレビは置いてないので、情報は9割くらいネットで手に入れている。テレビがなくて不便に思ったことはない。ネットのほうが情報を選択的に入手できて、しかも無料で、多様で、新鮮だ。しかしそれだけでは不十分なので、ネットの対極と…

男臭いアイテム、白金懐炉(ハクキンカイロ)が面白い

11月の電気代は800円台だったが、12月は暖房をつけているせいで、その何倍かになると思われる。今年の冬は厳しい。 先日、新しい暖房器具を買った。「ハクキンカイロ」とも呼ばれる、オイルを入れて使う懐炉(カイロ)である。こんにち、懐炉といえば鉄粉が…

前から欲しかったウイスキーボトルを購入

2年ほど前からウイスキーをやり始めた。酒といえば酎ハイと梅酒とビールしか飲めなかったのだが、ウイスキーの良さもわかるようになるとずいぶん楽しい。大学時代にウイスキーで吐いてからしばらくの間その匂いがダメになっていて、何年か経ってようやくリ…

黒猫流選書術・読書記録術

成功した読書家がよく言うように、本は低い投資で高い報酬が得られる。これは本当にその通りとしか言いようがない。屈指の専門家が人生をかけて研究した成果や、独創性のある天才が才能をフル活用して書いた物語を、俺だけのために、いつでも、どこでも、何…

Vコーン最強伝説

万年筆にハマるまでずっと、ボールペンを使っていた。ボールペンには油性と水性があるが、俺は昔から水性派である。中でもゲルインクが好きで、市場にあるゲルインクは全て調査済み。ゲルインクは筆圧の低い人にうってつけで、紙の上を滑らせるだけでだくだ…

2015年の手帳をたった1分で選んだ話

一瞬、記事のタイトルを「ほぼ日手帳を買いました」にしようか迷ったが、結局違うのに変えた。というのも、「ほぼ日手帳を買いました」ではややインパクトに欠けるし、何よりほぼ日手帳は買っていないからだ。俺が買ったのは、むしろほぼ日の対極にあるよう…